好きなように暮らす
黄色い壁は天窓から入る日光に照りはえ、一方の壁にある窓からはメイン・ルームを見下ろすことができ、メイン・ルームからは意外にも木々や空をのぞくことができる。
背もたれの高い古めかしい椅子が注文住宅の長い部屋の中央におかれ、暖炉のかたわらでの憩いを誘い、またイギリスの中世荘園の大ホールを思い起させる。
天井の低くなった部屋の一端では、壁の間隔が拡がって、クッションを置いた広々としたプラットフォームとなり、ベイは梢につくった鳥の巣のようになっている。
段とプラットフォームは普段隊族の団らんの場となるが、それによって、語らいの輪に加わるにしろ、すこし離れ一段上にねそべって海を眺めるにしろ、各人の自由だ。
歴史上、建築家たちは、部屋の高さについても、縦と横幅同様、数多くの公式をつくって来た。