天井の高さで変わる

高い、低いという印象は、そのままでは、壮大さとか威圧感といった積極的な意味を含んでいるわけではない。

8フィートの天井高によって、落着かない気がしたり、裏切られた気になるという私たちの印象も、フラソク・ロイド・ライトの住宅の一部にある低い天井や、古いニューイングランドの住宅の、ときには床から7フィートもないところに梁が飛んでいる非常に低い天井に心惹かれることがしばしぼある。

私たちが家づくりにおいてこうした空間を好むのは、多分それが珍らしく不思議だからだろう。

前者は1人の建築家が考え抜いた末の産物であり、後者ははるか離れた半ば忘れかけた世界のイメージを私たちに喚び起す伝統の生んだものだからである。

そのために、それらは、標準的な建築業者のような単に当り障りがないというだけのものではない。

天井の高さの僅かな変化は、部屋の横幅や長さの変化よりも空間の感じを変える力をもっているように見える。

« プロポーションの感覚 | メイン | 自分の居場所をつくる »

About

ひとつ前の投稿は「プロポーションの感覚」です。

次の投稿は「自分の居場所をつくる」です。

他にも多くのエントリがあります。メインページアーカイブページも見てください。

管理人のお気に入り

なし